
入社のきっかけ
私がこの会社に入社したきっかけは、「手先が器用」という募集要項の言葉でした。昔から機械が好きで、エンジンや自転車、工具など、回るものや動くものに興味を持っていました。前職はパン屋でしたが、手先の器用さを活かせる仕事として、ものづくりの世界に飛び込むことを決めました。
無茶ぶりから始まった挑戦の日々
入社後、最初に配属されたのはメッキ工場でした。当時、メッキ工場はまだ稼働しており、そこから私のキャリアがスタートしました。当時の会長から入社してわずか3日目に「ちょっとやってみろ」と言われ、機械の組み立てを任されたこともありました。今思えば無茶ぶりですが、その経験があったからこそ、さまざまなスキルを身につけることができたと感じています。
現在は、製品の製造だけでなく、機械の設計や生産管理まで幅広く携わっています。特にやりがいを感じるのは、ゼロから機械を作り上げていく工程です。新しい製品を作る際、どのように圧延するかを考え、必要な機械をカスタマイズし、試行錯誤しながら形にしていく。そのプロセス全体を手がけられるのは、非常に面白く、充実感があります。

