
ものづくりへの興味から始まったキャリア
私は製造部門でフレットのカット工程を担当し、カットから出荷までの一連の作業に携わっています。この仕事に就いたきっかけは、もともと手先が器用だったことや、ものづくりが好きだったことでした。特に楽器への興味があったわけではありませんが、子どもの頃から工作が好きで、「自分の手で何かを作れるのは面白そうだな」という思いが、この道を選ぶ決め手になりました。フレット製造に携わること25年。気づけばフレット一筋のキャリアを歩んできました。
ものづくりは奥が深い
入社当初、製造業は「ボタンを押せば物ができる」というイメージがありました。しかし、実際は人の手や知恵が大きく関わる仕事であることを痛感しました。機械を動かすだけではなく、工程ごとの工夫や改善が求められる。特にフレット製造は、職人の技術と経験が大きく左右します。
仕事の中で試行錯誤を重ねながら、自分なりの「引き出し」を増やしていくことが求められます。答えが決まっているわけではなく、自分で最適解を見つける必要がある。そうした挑戦の連続が、ものづくりの醍醐味なのかもしれません。

